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行き方

(薬院駅・吉田篇)

平日の昼。

西鉄電車が頭上を走る音がしている。

ここ西鉄薬院駅では、あらゆる音が鳴っている。車の排気音、街ゆく人の声。

はたして、この音たちはどこに向かって鳴っているのだろうか?

ついそんなことを考えてしまうのだが、考えてみても答えなど出ようがない。

どこかに向かって何かのために鳴っている。そう言ってみるしかないだろう。

そもそも都会の喧騒にうんざりし、それでも街を離れられずにいる。

そんな街の中、なんとかこのcobacoを見つけた。

西鉄薬院駅東側の地下鉄七隈線の出入り口の脇をぬけ南側へ、西鉄平尾駅方面に向かって高架の線路下を歩き出す。

いちど数えてみたが、薬院駅からcobacoまでたった7つのすじだ。

ゆっくり歩いて7分。誤差はあるが1すじ1分の計算になる。

1・2・3

そういえば、数えたのはcobacoに行くときのこと。

帰りに数えたことはない。人は行くときにだけすじを数える。

4・5・6

自然と足がはやっているのに気付いて思わず苦笑してしまう。

よくある深いブルーのBOSSの自動販売機を通り過ぎる。

あまり見かけないPOKKAの自販機が見えた。

7つ目のすじを左に曲がると、わがcobacoはひっそりと佇んでいた。

パサージュFというアパートの一番奥の右側。

決してお世辞にも広いといえるお店ではないけれど、少なくとも私はハーブが放つ静かなエネルギーと、優しく懐かしい牧歌的な香りに包まれて

都会の喧騒からぷっつりと切り離される感覚を味わいすべての雑音から解放される気がするのだ。

 

(平尾駅・井伏編)

平尾駅からも7つ目の筋だということが判明!!!

近日公開予定!乞うご期待